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こんなに拙い恋は初めてだった。



初めて交す接吻けは、息継ぎが巧く出来ずに咽込んだ小さな

身体に驚いたことを記憶している。

息しなきゃ死んでしまうよ、と揶揄したらそんなこと知るわけが

ないと悔しそうに君が言う。

愛しさに眩暈がした。

その、拙さに。



抱きしめるだけで胸が高揚した。

手を繋ぐだけで恥かしくて、むず痒くて照れくさかった。

甘く肌を重ねるたびに壊してしまうのではないか、と危惧する

なんて未だ嘗て感じたことのない焦燥を覚える。

君の白い裸体は、僕の欲望を全て孕むには

幼すぎるのではないか。と。

そう思う度、見透かしたように僕を抱きしめてくるその腕に

もう何度となく恋に落ちる。

君の真意を確めるために幾度も愛を紡いで、その都度

照れ隠しのように悪態吐く姿に

ねえ、何時もどきどきしているよ。


「シュースケ」


名前を呼ばれただけで、気持ちが跳ねる。


「越前」


名前を呼ぶだけで、こんなにも幸福な気持ちになれる。

まるで継ぎ接ぎだらけで、スムーズにいかなくて失敗ばかりで

試行錯誤。君の前では何時も気障な位恰好をつけて居たいのに、

如何してか晒してしまうのはみっともない部分ばかりで。

それでもその醜態すら君は何も言わずに受け止めて、認めて

もっともっとそのままの僕を曝け出しても、君ならば逃げずに

傍に居てくれるのかも知れない。

そう思えたのも、君が初めてで

初恋から数えて、もう幾度目の恋なのか分からない恋愛に

僕は初めて愛を見た気がした。

まるで、舌先で融ける砂糖細工のような

甘い、甘い恋で

この拙い恋愛を、君を



僕は宝物のように大切にしたい。















お客さん逃げないで(笑)やたらに甘い話が書きたかったんです。
初初しい二人が書きたかったんです。
攻めさんは出来るだけ経験豊富だと、萌え。
中学生に無茶言うなって感じですかね。最近の中学生事情は
分かりません。


















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